rmコマンドでディレクトリを削除する方法です。
ディレクトリを削除する時は、オプションを付けないと削除できません。
rmコマンド
Linux系のrmコマンドはファイルやディレクトリを削除するコマンドです。
ただし、rmだけではディレクトリを削除することができません。
# ll
合計 4
drwxr-xr-x. 2 root root 4096 7月 5 13:59 dir1
-rw-r--r--. 1 root root 0 7月 5 13:59 file1.txt
# rm dir1
rm: 'dir1' を削除できません: ディレクトリです
「削除できません: ディレクトリです」とエラーが出力されます。
これはおそらく安全を配慮してのことかと。
ディレクトリ(Windowsのフォルダと同じ)を削除すると中にあるファイルまですべて消えてしまいます。
「ディレクトリ消したら中のファイルもすべて消えるぞ!覚悟はあるのか!!」と教えてくれているのです。
ディレクトリを消す
-rオプションを付けると消すことができます。
# ll
合計 4
drwxr-xr-x. 2 root root 4096 7月 5 13:59 dir1
-rw-r--r--. 1 root root 0 7月 5 13:59 file1.txt
# rm -r dir1/
rm: ディレクトリ 'dir1/' を削除しますか? y
# ll
合計 0
-rw-r--r--. 1 root root 0 7月 5 13:59 file1.txt
これでディレクトリを削除することができます。
ディレクトリの中のファイルもすべて消えるので注意が必要です。
ちなみに-rfを付けると「削除しますか?」の確認が無く、すぐ消すことができます。
問答無用で削除するので「あ!間違えた」となっても遅いです、なるべく-fは付けないことをお勧めします。